私がモラ夫と結婚するまで9
声をかけてきたのは
キャバクラのキャッチだった。
そう、それこそ後に結婚してしまう
モラハラ夫の親友であった。
→お姉さんたち〜
もう終電ムリじゃない?
体入しなよ〜♪
ミカ→ あー、確かにまだ飲みたんない。
いくら?
→んー、店長にきくけど
2万くらいかな、、、
うち、スナックよりだしw
ミカ→25000円なら行ってあげるわ
うち、歌舞伎町にいたから。
→よし、決まり!
すぐ近くのキャバクラだった。
ミカは歌舞伎町のキャバクラから
読モになるほどだったから
キャバクラなんか朝飯前の様だった。
後から聞いた話だが、
痩せすぎて読モも降ろされたらしい。
また、年齢も28だったので厳しいと自分でも感じていたのでキャバクラにも読モにも興味が薄れていた、、、と。
ちなみに体重は34kg
食べ物は家ではガリガリ君とポカリしか口にしないのがミカのルール。
(;´Д`)
そんなこんなで、慣れた様子でキャバクラに入り、ドレスを選び、髪をアップにした。
私は初めてで
え、え、え、
本当にやるの!?
私まだ18歳だからお酒もどうしよー?!
→大丈夫!
ミカにまかせて(^_-)-☆
誰かの保険証で21歳になったw
これまた後で知ったのだが
酒を飲まなければ18でもキャバクラは務まるとのこと。
とりあえず21歳。
源氏名はマユ。
席につき、テンションあげて
とにかくドリンクを頂く。
カラオケもあったし、喋るだけで喉が乾き、
あっという間に一晩で15杯と乾きものオツマミ2つ、フルーツ盛1つ。
私は初心者だし何もわからないけど、
その廃れたキャバクラにとっては
なかなか良い成績だったらしく、
かなり気に入って貰えた。
28000円手渡された。
たぶん始発でミカと帰った。
ミカは
→ほーんと、古い汚い廃れたスナックだったねー
と言ったが
私にとっては何もかも輝いていた。
ドレスを着る非日常。
みんなに
カワイイ カワイイ カワイイ
と言われる。
初めて出会いカフェに行った
あの感覚。
楽しかったんだ。
存在を認められてる気がして。