子連れ離婚→再婚したけど...

モラハラ酒乱DV夫とやっと別れて離婚して再婚して毎日幸せになりたい日々

私がモラ夫と結婚するまで11

ボーイさんが自宅まで送ってくれるので、

始発をまたなくて良いため、

私は毎晩キャバクラに行った。

マユになるのが楽しくて仕方なかった。


正社員の仕事は月収18万程度。


もう一人の自分、

マユになると時給2800円〜4500円あたり。


正社員プラス20万〜40万程度の収入になった。


だからって生活を派手にしたら同居の姉に勘ぐられる。


家を出るときはなるべく大人しく。



姉は夜勤もある仕事で、

不規則。

私は居酒屋も手伝ってると言っていた。



どんどん指名、顧客がついた。


毎晩美味しい高級ディナーを頂いてから同伴出勤。

出勤しても1時間に3〜4人の指名がくるから

1時間に一人と15分くらいしか会話できない。


私がいない間はつなぎに

他のコが席につき、お客様を退屈にさせないようにしてくれる。

でも顧客をとられることもあるから不安でもあった。



店長とボーイさんも朝ご飯をよく誘ってくれた。


→マユちゃん本当にキャバクラとか

 初めてなの?

 凄いよ〜人気ナンバー2だもんね!



ああ、そうか。

月日は流れて3ヶ月あたりでナンバー2にまで上がっていた。


ナンバー1は売上が120万前後

私は80万くらい

ナンバー3は60万くらい


それ以下はみな50.か

30くらいだった気がする。


長く働いていて指名がゼロだと

時給1200円の最低ラインになることもあるらしい。


無断欠勤も罰金があるので

油断は禁物。




楽しくて楽しくて

正社員なんかやめちゃおう!

そう思い始めた。

私がモラ夫と結婚するまで10

カフェも楽しいけど、結局はホテルに行きたい人が大半。

ご飯は奢ってくれてもお小遣いはないこともある。


だったらキャバクラってなんてステキなんだろう!


メイク濃くして、ドレス着て

カワイイカワイイ言われて

ボーイさんがいて安心、安全。

お金も確実に貰える。





しかも店長がメールでお誘いしてきてくれた。


正直、どう見てもキャバ嬢のミカのおかげでキャバクラに入れたし、店長たちもミカにしか興味がないと思っていたから

これまた嬉しかった。


ミカにまた行かないか?と聞いたが

あんな安いボロいキャバクラには興味がないとのこと。

人は悪くないから一人で行ってみな!


と。



一人でも行ってみたい。

もっと知りたい。


もっとドレスを着たい。


もっとお金が欲しい。


もっとカワイイと言われたい。


もっと存在を認められたい。



様々な欲求を満たすために向かった。


もう1度だけ行ってみて

色々確かめてみて

ムリなら

怪しいならもう行かない。


それでいいじゃないか。




キャバクラに向かった。

私がモラ夫と結婚するまで9

声をかけてきたのは

キャバクラのキャッチだった。


そう、それこそ後に結婚してしまう

モラハラ夫の親友であった。



→お姉さんたち〜

 もう終電ムリじゃない?

 体入しなよ〜♪


ミカ→ あー、確かにまだ飲みたんない。

    いくら?


→んー、店長にきくけど

 2万くらいかな、、、

 うち、スナックよりだしw


ミカ→25000円なら行ってあげるわ

   うち、歌舞伎町にいたから。


→よし、決まり!




すぐ近くのキャバクラだった。



ミカは歌舞伎町のキャバクラから

読モになるほどだったから

キャバクラなんか朝飯前の様だった。


後から聞いた話だが、

痩せすぎて読モも降ろされたらしい。

また、年齢も28だったので厳しいと自分でも感じていたのでキャバクラにも読モにも興味が薄れていた、、、と。

ちなみに体重は34kg

食べ物は家ではガリガリ君とポカリしか口にしないのがミカのルール。


(;´Д`)




そんなこんなで、慣れた様子でキャバクラに入り、ドレスを選び、髪をアップにした。


私は初めてで


え、え、え、

本当にやるの!?

私まだ18歳だからお酒もどうしよー?!


→大丈夫!

 ミカにまかせて(^_-)-☆


誰かの保険証で21歳になったw


これまた後で知ったのだが

酒を飲まなければ18でもキャバクラは務まるとのこと。



とりあえず21歳。

源氏名はマユ。



席につき、テンションあげて

とにかくドリンクを頂く。


カラオケもあったし、喋るだけで喉が乾き、

あっという間に一晩で15杯と乾きものオツマミ2つ、フルーツ盛1つ。



私は初心者だし何もわからないけど、

その廃れたキャバクラにとっては

なかなか良い成績だったらしく、

かなり気に入って貰えた。


28000円手渡された。

たぶん始発でミカと帰った。



ミカは

→ほーんと、古い汚い廃れたスナックだったねー


と言ったが

私にとっては何もかも輝いていた。


ドレスを着る非日常。


みんなに

カワイイ カワイイ カワイイ

と言われる。


初めて出会いカフェに行った

あの感覚。



楽しかったんだ。


存在を認められてる気がして。